このレビューはネタバレを含みます
とりあえず終わった…という感想。
皆んなが(特にSWファン)納得する終わりは、かなり難しいとは思ったが、スターウォーズってのと、役者自身が良かったってだけで、設定やストーリーは酷過ぎる。
最初のテーマソングに乗って、流れるプロローグで“パルパティーンが生きてた”と、ラスボスをあっさり登場させる。
おかげで、パルパティーンが出てきた時も驚かないし、恐怖も絶望も無い…酷い扱い。
まぁ、良くは無いけど観れなくは無いなぁ…と思ってだけど、蛇のモンスターの傷をフォースで癒す表現でもうげんなり…
最後のベンがレイを救う伏線にしたかっただろうけど、伏線の張り方が雑だし下手すぎる。
で、その後レン騎士団(ファースト・オーダー)から逃げる最中にレンと出会って、なんやかんやあったけど、そこからどうやって脱出したの?
レンや騎士団が逃してくれたの?
で、チューイが死んだと悲しむ仲間のすぐ後に、“チューイ生きてました”ってカット。
安堵も感動もないわ…
C-3POのメモリも消去したのに、R2からすぐ書き込まれる…じゃあバックアップ出来たやろ!と
人気キャラが何ひとつ傷つかないご都合主義。
で、レイアがジェダイの訓練を受けていて、ライトセイバーを持っていた…ん?姫だし反乱軍のリーダーだし、そもそもジェダイになろうとする人間ではない人物像だと思ってたんだけど…
エクセゴルに行くのすら大変なのに、あんな山ほど民間機が来れるの?
ベンとレイっていつから恋愛感情芽生えてたの?
レイがパルパティーンの孫だって…しかも両親がちゃんといたって…
EP8で「お前は何者でもない」って言われて無かったっけ?
スターウォーズとしても、普通の映画として、他にもツッコミどころ満載で、がっかり…
3部作って決まって制作してるんだから、大筋は最初にきめててよ…
3部全部がチグハグじゃないか。
ただ、レイのデイジー・リドリーとレンのアダム・ドライバーは良かった!
EP7で、「なんじゃこのダサい、ダークヒーローは⁉︎」と思ってだのが、「カイロ・レンはアダム・ドライバー以外いない!」と思わせてくれたのは、最大の魅力。
普通のSF映画なら★1.5くらい、スターウォーズ(しかもEP9)だから★3.5。