1984ok

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けの1984okのレビュー・感想・評価

3.9
大学の試験もレポートも全て終わり清々しい気分の中で見てきました。
正直なところ微妙な部分もありましたが、ある程度"もうこういう展開になるしかないだろう"みたいな予定調和が湧き上がっている中で、ここまで良くラストまで持っていったなという感じです。
あまりネタバレ投稿で隠したくはないのですが、例えばもう既に当たり前に存在していたかのようなフォースの新たな設定だったり、ちょっと反則技は多かったように思います笑笑。展開は目眩く変わり、行ったり来たりを繰り返すので落ち着かなかったところでもあります()。
それでも紆余曲折あった後に行き着くカイロレンの末路、またカイロレンとレイの関係性というものは見事に描き切ったなと。ラストのシーンを見た時はレイ、フィン、ポーの3人がシークエルトリロジーでこれまで命を賭してきた奮闘が報われる様子に確かに感激しましたし、様々なシーンに散りばめられてる過去作品のオマージュ?というか痕跡というのは、約半世紀前のエピソード4から繋がるこのスカイウォーカーサーガの長い旅の終焉を感慨深く感じさせてくれるもので、このスターウォーズシリーズを観れて本当に良かったなと思わせてくれました。
この時代の作品らしく、ポリティカルコレクトネスを意識したと感じさせるような描写もありますし、血筋を超えて自らを更新するようなストーリーはまさに現代にも通じる感動的なもので、総合的に見ても及第点の作品だったのではないかなと思います。
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