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ぼくとアールと彼女のさよならのogierのレビュー・感想・評価

3.2
出来損ないの手作りの映画も、完璧じゃない笑顔も、遅すぎる決断も、なるべく後悔しないように。
繊細で儚い微かな笑顔も誰かを勇気付ける何よりもの宝物になりうるから。
個人的な暇つぶしは何よりも美しい芸術で、確かに行きた証を残した彼女は彼の中で永遠に生きる。ヘラジカに潰されなかった彼もきっと必死で生きようと決めた証だろう。
棄てられない想いと徐々に通っていく想い。
でも触れられない恐怖と最後のラブレター。
春が来て木漏れ日を再び感じる時が来るとまたいつの日かのあの記憶が蘇る。
彼女からの贈り物。
きっとお互いに気づいていたけど沢山の感情が別の答えを伝え合う。
切なくて暖かいどこか懐かしくて儚く優しい愛の物語。
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