“文学好きの優等生”ケビンがバイト中、何者かに射殺されてしまう。
誰が、何のために。事件は「チンピラの黒人少年が麻薬を巡るギャング同士の抗争に巻き込まれたもの」とされ、捜査は早々に終結の様相となる。 彼が麻薬に関わって殺されたなどあり得ない。
親友の名誉を取り戻すためアディソン(アンセル・ゴールド)は、幼馴染みにして恋人未満のフィービー(クロエ・グレース・モレッツ)と共に犯人を追いはじめる。
踏み込むほどに深まる謎。やがて、二人は戻れないところへと、足を踏み入れていく――。 サム・マンソンの青春ノワールを映画化。
宣伝ではサスペンス映画のように見せていますけど、サスペンス風味の青春映画。
動脈瘤で急逝した母のトラウマを引き摺っているアディソンが、ケビンを射殺した犯人を追う中で、友人以上恋人未満のフィービーや父親の大切さに気付いて母や友人の死を受け入れ大人への階段を一歩登る成長物語、友人以上恋人未満でツンデレなフィービーとの恋をサスペンス風味で描いた青春映画。危うさのある一途なアディソンを演じるアンセル・ゴールド、ツンデレでしっかり者でキュートなフィービーを演じるクロエ・グレース・モレッツのキュートな魅力、デヴィッド・ボウイなどの音楽が、印象的。
