ヒット作を出すと周囲の注目と重圧にどれほど苦しむことになるのかよくわかるドキュメンタリー。僕はオンリー・ゴッドを生涯のベストだと思ってるほど好きなので、レフンの迷いに心が痛みながら見た。妻のちょっとした言葉尻を捕らえてヒステリックになるのは見てられなかった。ただそんな監督と僕らにに癒しを与えるライアン・ゴズリングの人間的な完璧さとお子さんの可愛らしさ。「たかが映画」「世界が滅ぶわけじゃなし」と一番シンプルで力強い言葉を幼い娘が投げかけたのにはハッとした。あと監督としてではなくタロット占い師として夫婦にアドバイスするホドロフスキーが面白い。
