レッドキング

ソウ6のレッドキングのレビュー・感想・評価

ソウ6(2009年製作の映画)
3.4
究極の二択スプラッターおじさん、ジグソウシリーズの6作目。
本作では過去シリーズのゆかりある登場人物が一気に集い、一連の作品の時系列やジグソウの壮大な計画が明らかになる。
同時並行でジグソウと因縁のある悪徳保険会社の社長がデスゲームの主人公となり、『生きる価値』を体験させられる。

今回のデスゲームは会社の従業員が人質になっているので、社長は自分の身を呈したり、誰を生かすか?の選択を迫られながら進むので
観てる側としては痛さよりも気持ち的にキッツい要素が多いです。
関係ない会社の人を巻き込むのはちょっと…という感想も多いですが、会社全体で悪いことやってたので仕方ないよね、と思う節もあったり。
でも掃除のおじちゃんだけはホントとばっちりじゃないか…。
結末もきちんと驚かされました。

ジルやアマンダ、ホフマンの過去も掘り下げながら
全ての登場人物が繋がる全貌が明らかに。
ジグソウ、あなたは一体どこまで結末を予想していたのですか。
「人間の心理を深く理解すれば、偶然が入り込む余地すらない」というセリフがまさに物語っていますね。
この手のシリーズものは「もう惰性で作ってるじゃん!」と思うくらい時系列も要素もチグハグになるのが多いですが、
シリーズを重ねるごとに壮大なパズルの全体像が鮮明になっていくなんて、脚本がほんとに素晴らしい。

残すは『ザ・ファイナル』と『レガシー』だけなので、今日でシリーズ完走しようと思います!
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