主人公のアーサーは生きることに対してリタイアを決意し、日本の青木ヶ原樹海で自らの命を服毒という方法で絶とうとする。
帰りの航空チケットは手配せず、空港まで行く為につかった車の鍵は差しっぱなし。
もちろん荷物は無し…。
樹海を映像で見ると、ものすごく神聖な場所のように感じる。
現実は多国籍の人間たちがわざわざ樹海を選んで命を絶ちにくるという…。
たくさんの腐敗した死体があり、そんな樹海でアーサーは負傷した「ナカムラ・タクミ」というスーツ姿の男性と出会う。
彼曰く、森に迷ってしまい2日間もの間、出口を探し彷徨っているという。
あまりにも偶然的な出会いに、アーサーはタクミと一緒に森を抜け出すことに…。
この物語では「ナカムラ・タクミ」は謎に包まれているが、キーパーソンとなります。
映像美を存分に楽しめると同時に、自分の存在意義を再確認できる。そんな作品だと感じます。