ペイン

エンドレス・ポエトリーのペインのレビュー・感想・評価

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)
4.0
“性器丸出しになった続編”

冒頭のシーンはまんま前作『リアリティのダンス』のエンディングシーンを取ってつけていた。

話は前作が少年期だったのに対し今作は青年期。

相変わらず“アート全開”な映画でやっぱり変態が作った映画には変わりないんだけど、比較的ストーリーはちゃんとあって観やすい。『エルトポ』や『ホーリーマウンテン』のような強烈なビジュアルのシーンは割と少なめ。

そこが個人的には物足りなかった部分で、言葉で語るんじゃなくてもうちょっと映像とビジュアルのインパクトで語ってほしかった。

R-18とはいっても性器が丸出しで出るくらいでさほどキツい描写はなかった。

とはいえやっぱり今の時代にこんなにも自分自身を投影した“自分の映画”を撮れるのはホドロフスキーくらいなもので、やっぱりイイもん見せてもらったなという風には思いました。

父親との和解の話でもあってグッときました。
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