タバスコス

アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たちのタバスコスのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なんだか色々と100点って感じでは全くない(主に展開とか)少し変な映画なんだけど、観た後少し好きになってしまう、そんな映画。

心の病の原因が背信や不徳にあると本気で信じられ、拷問まがいの治療が行われていた時代、狂気と正気の間にあるものは何かを問う。
色んな症状の患者が出てくるがどれも最終的には愛着が湧いてくるような描かれ方をしている。
サイラスはこの世界では優しすぎた。過去の銃殺シーン、最後の一人は怯えているようで、どこか救いを見るような表情だったのが印象的だった。

「聞いたことは信じるな、見たことは半分だけ信じろ」とは、精神科医が患者と向き合う時の心構えとして登場する言葉だが、全編を通してみると、『世界の常識』と向き合い、より良い世の中を目指すことに繋がるメッセージとして受け取ることもできる。
タバスコス

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