「チェスの天才」と同時に超変人のイメージの強いボビー・フィッシャー。
神童として若くして有名になって、こころを病んじゃう代名詞みたいな人でもある。
「ボビー・フィッシャーをさがして」て映画の題材にもなってるし。
原題 Pawn Sacrifice のとおり、米ソ冷戦の最前線で代理戦争の尖兵になった二人の天才チェスプレイヤーの孤独と狂気。
最初は対照的な二人が、次第に同じ狂気を宿す、鏡像関係をむすんで、互いをリスペクトしてく様が印象的。
若くしてスターダムを駆け上がったトビー・マグワイアの実人生を重ねて観るとまた味わい深い。
プロデュースにも加わってるし、ボビー・フィッシャーに共感するところがあったのかしら?