そもそもチェスに多少興味がないと、ただのたるい映画なのかなという印象。
イデオロギー主義への批判とか、若き天才の苦悩とかっていう見方より、もっと単純にボビー・フィッシャーというすげえ世界チャンピオンがいたんだ!とか、冷戦時代のチェスによる代理戦争っていう図式を楽しむ感じで見ました。
そしてチェスという世界の奥深さ。
精神を病んで、言動にも問題があるけど、世界で誰も知らなかった美しい1局を生み出せる人。すごくロマンチックだと思います。
神経質で過敏なボビーを演じるトビー・マグワイアもハマっててよかった