このレビューはネタバレを含みます
なんか「GOEMON」や「47RONIN」を観た後と同じ気分になった。エジプトの歴史について知れば知るほど、下らない作品に見えてくる。あんな「バベルの塔」みたいなオベリスク、リアリティの欠片もない。また、オシリスとかセトとかラーとかオベリスクとか、「遊戯王」を彷彿とさせる登場人物。制作サイドに絶対「遊戯王」ファンがいると思う。
またエジプトの神々を「Gods」と訳すのもマズいと思う。「God」は本来、イエスやエホバ、アラーといった「一神教」の神を指す言葉。エジプトやギリシャ、それに日本の神話に登場する「多神教」の神々とは性質が違うし、「一神教」の人達が「多神教」を扱うこと自体に無理がある。
まあ、映像は凄かったし、背景については無視して楽しむべきかなと思う。そういうのに主眼を置いて作られた作品ではないし。