エアール

リグレッションのエアールのレビュー・感想・評価

リグレッション(2015年製作の映画)
3.3
アレハンドロ・アメナーバル監督の新作になりますね。
過去作でも独自の視点なりで面白い作品を創り上げてる監督さんなので
新作とあって気になりいざ鑑賞に。

イーサン・ホークとエマ・ワトソンが初共演を果たしたところも
ひとつ注目したいポイントでした。


1990年 ミネソタ州 ホイヤー
物語の始まりは、
父親から虐待を受けた少女が
父を告発するという事案が発生するところから。
町の刑事 ブルースが件の事案を担当することになり
調査をし出すのだが…


娘 アンジェラに告発された父 ジョン
彼は罪を認めるものの記憶がないという、
妻を亡くし、息子 ロイは家を出て行方知れず
祖母 グレイにおいては”悪魔”の仕業だと
なんともトンチンカンなことを
繰り返し証言するばかり。

著名な心理学者 レインズ教授の協力も得ながら
”退行”を促す催眠療法をジョンに施し
閉じ込められた記憶の解放を試みることにするブルースなのだが…
程なくして
ブルースの周りで不可解なことが次々と起こりはじめる。

関係者の記憶障害、
認めたくない記憶と自己防衛、
何者かによる尾行、
謎の無言電話、
殺害脅迫、
繰り返し見る悪夢、
悪魔崇拝の教団、
悪魔的儀式虐待と証拠の有無、
記憶か、誘発された幻想か、

これは現実なのか、そうでないのか、
インセプションではありませんが
植え付けられた記憶、誘発された幻想とやらが
ひとつの真実を曇らせ
いったいどの出来事がそれにあたるものなのか、
ジョンやアンジェラたち、問題の一家やとっても怪しい存在感を放つ悪魔崇拝集団、
そして不穏な動きを見せ始める同僚の警察官たちの言動にも要注意です。

要は”誰も信用するな”ってことですねっ!!
エアール

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