ゲームオブスローンズでお馴染みのニコライコスターワルドーが主演のサスペンスドラマ。
最初から最後までドキドキする展開で楽しめました。
主人公は警官のアンドレアス、ある日捜索に入った薬中の家で育児放棄されている赤ん坊を見つける。主人公もまた一児の父であり、同じ年頃の赤ちゃんを育てていた。
しかし、ある日の朝、アンドレアスの子供が突然死した姿で見つかる。嘆き悲しむアンドレアスとその妻、救急を呼ぼうとするアンドレアスに向かって赤ちゃんを連れていかれるくらいなら自殺するという妻。
そんな妻の姿を見て薬中の家の赤ん坊と自分の赤ちゃんを入れ替えることを決意する。
やってはいけない行為とは分かりつつも、虐待されこれから死ぬ運命にある赤ちゃんを助け出すためと言い聞かせ、遺体と生身の赤ちゃんを交換してしまったアンドレアス。しかし、その罪悪感に苛まれる日々を送ることになってしまう...
全体的に静かで落ち着いた雰囲気の映画でした。主人公の行動にそんな大胆なことしちゃう？と思いつつも、子供が死んで冷静さを失ってしまっていたらあり得るものかなぁと。
複数箇所で使われている目だけをアップで映すカットが印象的でした。目だけで感情を伝える役者の演技も素晴らしい。
そして、ニコライコスターワルドーは悲しげな表現の演技がとても上手いと思いました。
