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64 ロクヨン 前編のyoshiのネタバレレビュー・内容・結末

64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます




豪華な出演者達から、作品自体への気合の入りようが伝わってくるけど、それに見合った内容だと思う。


県警の記者クラブの関係性に軸を当ててる辺りが渋い。記者クラブと言う単語は知ってたけど実際はこんな感じなんやね、と目から鱗。
その記者クラブとの関係を保つ為に翻弄される姿は如何にも日本的で、どこもこんな部分があるんやろね、と妙に納得。
警察組織内の力関係を描いた作品は多いけど、外部組織に対しても強くなれないシチュエーションが新鮮に感じる。


見るべき役者は多いが、特に主人公である佐藤浩市は、その間を取り持つ県警の広報官という立場。シワが増えた顔を見てたらやや寂しくなるけど、官職に回され両者の板挟みになって悩み足掻く姿にマッチしてたりする。(思い返せばエリート然としたスマートな外見と異なり、意外とこの手の役柄が多いかも🤔)


後、良いのは瑛太。
まー、憎たらしい。笑
佐藤浩市に悪態吐く数々のシーンではぶん殴ってやりたい衝動に駆られるくらい。😑😑
それだけ良い演技って事で。笑


主軸となる過去の誘拐事件はまだ殆ど触れられてないのがもどかしいけど、それだけに最後の持っていき方が秀逸。これは後編を観ないわけにはいかないよね。笑
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