JohnConstantine

インフェルノのJohnConstantineのネタバレレビュー・内容・結末

インフェルノ(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ダ・ヴィンチコードのラングドン教授シリーズの3作目、今度はダンテの神曲/地獄がモチーフの作品。

やや、ネタ切れ感は否めませんが、前回よりも生物兵器によるパンデミックという点では現実味があるかもしれません。
トビー・オードという学者によると人類絶滅危機リスクは戦争や災害ではそれほど高くなく、パンデミックでやや高く、最も危惧されるのがAIによるものだそうです。
そう考えるとモチーフとして生物兵器を選んだのは一定の妥当性があります。

しかしながら、ラングドン教授はただの文系学者ですから当然武闘派ではなく暴力には弱いわけです。
その兵器を奪い合うシーンなどもちょっとなんだかな、という感じもあり、ここはラングドン教授+女性パートナーの弱点かもしれません。
本作ではその女性パートナーが裏切るという展開がありますが、ゾブリストとシエナの関係性の描写がいまひとつなこともあり、なかなか感情移入できません。
そのあたりが前2作よりも評価が落ちるポイントでしょうか。
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