このレビューはネタバレを含みます
親を亡くした、あるいは親が闘病している子供に対し、周りがどういうケアをしていけばいいのか、そういったことを伝えているような、それをお涙頂戴的なものにせず、見事なファンタジー映画に昇華させてます。
コナー君がおばあちゃんの家の居間をめちゃくちゃにしてしまうのも、辛い時は暴れていいんだ、叫んでいいんだ、我慢して感情を押し殺してしまう状態が一番良くないんだ。という事を表しているのかなと思いました。
お母さんの言葉にもありましたしね。
ただ、なんとなくモヤっとする映画だなーとも思いましたが、最後のシーンで霧が晴れたような感覚を覚えました。
最後のシーンでこれだけのことが頭をよぎりました。
*リーアム・ニーソンが写っている、彼がコナー君のおじいちゃんであることを示した写真があり、ニーソンが怪物の声とモーションキャプチャーもやってるときたら、あの怪物はおじいちゃんである。
*お母さんのスケッチブック。つまり怪物の3つの話はお母さんが作ったか聞いたかして、コナー君に小さい頃聞かせていた話だろう。
*あのイチイの木はお母さんにとって父親のような存在だったのだろう。
その思いがコナー君に伝わって、彼の夢、妄想の中に出てきたのだろう。
これは町山さんのムダ話を聞く前に、感じた事です!パクってはいません〜