YUMI

パリ3区の遺産相続人のYUMIのレビュー・感想・評価

パリ3区の遺産相続人(2014年製作の映画)
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セーヌ川沿いの風景やアパートの庭、室内の映像が、決して観光ビデオ風ではなく、生活感がありながらもさりげなく綺麗なのが、とても良かったです。
ケヴィン・クラインは、知り合いのお爺ちゃんにソックリでビックリ。顔が似てると、喋り方(口の動かし方)とか声まで似るんですね。こんどから、あのお爺ちゃんをクラインさんと呼ぶことにしよう(笑。
しかし、この手の映画を観る度に思うんだけど、親から愛されなかったとか、子供時代が幸福じゃなかったとか、こんな歳になっても引きずっちゃうもんなんですかねえ。主人公、御歳57ですよ?
育った家庭が幸せじゃなかったら、自分で幸せを掴めばいい事なんじゃないの?
負け犬人生に陥ったのは、呑んだくれて仕事もロクにせず(57で一文無しってことは、そういうことでしょ?)だらしなく生きてきた自分が悪いなのに、親のせいにしてんじゃないわよ、と言いたくなるわ。
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