原作の全てを伝えきれていないような雰囲気
なんて言いながら原作未読。だから実は原作に忠実かもしれないから何とも言いようがない。
つまりは本作には満足できなかったということ。
携帯電話の電磁波が引き金となって理性破壊され、姿なき電波塔に操られるしかない狂暴な生ける屍と化す大群衆、という設定は少しは興味深く感じたものの、所詮はゾンビの亜流。
ゾンピパニック風演出は見飽きた感もあり恐怖感も殆どなく、一向に盛り上がらない展開に鼻白むばかり。
そしてあの落ちでは一体誰が何の目的で電磁波による一斉「オーダー66（※ＳＷでシス卿が発した一斉裏切り蜂起命令）」を発したのか分からず仕舞い。
てっきり軍産と政府の黒い思惑が絡んでいるとばかり思っていたので、肩透かしもいいとこ。
原作を読むのが一番だろうが、中坊の頃にスティーブンキングは結構読み漁ってあまり感銘を受けなかった記憶があるのでもういいやという感じ。
1.5の一つ星
主役は殆ど悪役しか見たことがなかったので本作の役どころは意外だったが、純然たる善のヒーローというわけではなく、あの落ちでは悪役の方がまだましだったかもしれないな。笑
002012
