うーーーん・・
最初から監督が是枝というのがわかっていたし、序盤で早くも「見通しが悪くメリハリがない」彼のネガ面ばかり目について、韓国的メンタリティと全然かみ合っていない印象が増していくばかり。
狙いとして「万引き家族」のような「血縁によらない疑似家族の束の間の幸せ」を描こうとしたのだろうが、旨く演出し切れていたとは全然思わない。
監督脚本編集全て是枝とクレジットされていたけれど、本作は韓国ではなく日本で日本人のキャストで撮ってこそ成立したように思えてならない。
逆に韓国人監督で本作が撮影されたなら、もっと感情が動かされるようなパンチが効いたダイナミックな作風となったことだろう。
カトリーヌドヌーブ主演フランス映画も成功していた印象はないし、是枝さんにとって外国キャストの外国撮影は鬼門なのかなと感じている。
「リアル感なき是枝の脳内完結ファンタジー」