しぃちゃん

セルのしぃちゃんのレビュー・感想・評価

セル(2015年製作の映画)
1.5
【夢オチは無能の極み】

スティーブンキング作品は観終わって
毎回思うけど「ひと捻りしなきゃ気が
済まない病」に侵されていると思う。

ラストシーンは線路上で終わる方が
その後親子はこの終末の世を生き残る
のかもという絶望も希望も味わえたし
“ゾンビ映画あるある“としては
「自分ならどうする?」という
余韻も楽しめたに違いない。

どのみち人類が絶滅する設定なら
そっちの方がスッキリすると思う。

そもそも本作は謎の電波ジャックという
壮大なご都合主義設定なのに結果的には
主人公だけをターゲットにしてるような
ごく狭い世界観に終始していたのが残念。

なぜC4爆弾でとっとと爆破しないのか
家族を捨てた男の今更の家族愛演出とか
白々しくて共感出来ない。

世界的に見ても批評家勢の評価低いのは
そんなところ。世界観は好きだけど。
しぃちゃん

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