このレビューはネタバレを含みます
ダイアナが純粋で真っ直ぐでチャーミング。それでいて最強に強い。終始魅せられた。
スティーブとロンドンを歩くシーンは気品があって、雰囲気抜群だった。
そこから戦場に向かうと世界は一気に変わり、暗く、重苦しく、緊張感が漂う。
1年で2cmしか進めなかったという無人地を、敵陣に向かって突き進むダイアナ。それに続く人々。
勇気が湧いてくるような興奮するシーンだったけれど、敵も人間だと思うと、複雑な気持ちになった。
ダイアナ達によって救われた町の人々は、その夜踊って平和を噛み締めていた。
その平和も束の間、翌日ダイアナ達が町を離れている間に、町は独兵の毒ガスによって全滅。
ダイアナは計り知れない怒りを覚え、全ての争いの元である軍神アレスを殺すために、敵陣へ。
アレスがダイアナの前に現れ、人間の愚かさを知らしめたが、ダイアナはアリスを拒絶し、壮絶な(本当に壮絶な)戦いを繰り広げる。
人間達が横で戦ってる間に、神と神がレベルの違う戦いをしていて、人間がちっぽけに思えて若干笑いそうになったけど、人間は人間で本気で、必死で戦っていた。
僕は今日を救う。
君は世界を救え。
スティーブの言葉にぐっときた。
スティーブが今日を救うために、毒ガスに銃を向け、覚悟を決めるシーン。彼は最期に微笑んだ。勇気と、誇りと、いろんな感情が混ざったものだった。
ダイアナはスティーブから、愛が世界を救うことを教えてもらった。
世界を救うため、ダイアナはこれからも戦う。
本当に面白かった!