リリーのすべてのリカットのネタバレレビュー・内容・結末

トランスジェンダーの概念がない時代に初めて性適合手術を受けたリリーと、彼（彼女）を支えたゲルダとの愛の実話。

なんせ主演2人の演技が素晴らしい！
エディ・レッドメイン演じる主人公アイナーが、初めて女性服を身につけて自分の中のリリーに気づく瞬間。戸惑いと喜びが入り混じった複雑な表情がすごくよかった。
ベン・ウィショーとの絡みにもドキドキ(´Д` )♡

自分が愛してる人が肉体的パートナーではなくなり、今まで夫婦として過ごした時間が無になるかのような喪失感。でもリリーとして生きたい彼女の気持ちを1番理解してる。
色々なものと決別し新境地へ旅立つ駅でのシーンでは涙。女性、既婚者としては、あの時のゲルダの気持ちを想像すると胸が苦しい。。。

ゲルダの愛によって沼地から抜け出し、心身ともに女性として解放されリリーが”舞い上がる”ラストは悲しくも爽やかで美しいシーン。

いやー余韻やばい。これが実話だなんて…。自分の稚拙な言葉で語るのが申し訳ないくらい素晴らしい作品でした。