間々田陽紀

ある天文学者の恋文の間々田陽紀のネタバレレビュー・内容・結末

ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

※素敵な映画でした。到るところに何かを暗示させるシーンが嫌味なく展開されていて、こんな愛の表現の仕方もあるのかと考えさせられました。

ふと擦り寄ってくる犬の表情、窓辺に張り付いてくる木の葉、列車の車窓に近づいて飛んでいる鳥、これらのシーンは思わせぶりでしたね。

エイミーが美術作品の造形のため形どりをしていた時のシーンが、まさかこんな形で使われるとは思いませんでした。涙が作り出した作品として出てきた時には、やられたと思いました。

教授の死後のエイミーへのこんな形での愛情表現は、本当にエイミーのためになったのでしょうか?これほどまでに振り回さなくてもエイミーの母親への手当も含めて出来たように思えるのですが?

最終的には最後の最後まで教授がエイミーを愛したことが許されるのか?凡人の自分にはなかなか理解できませんでした。

教授からの最後のメッセージでどんな言葉が飛び出していくるのか?期待して見ていましたが、I Love you でしたね!
間々田陽紀

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