quince68

ある天文学者の恋文のquince68のレビュー・感想・評価

ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)
4.0
サクッと観れる映画と思ったら
死生観とか死への向かい方もいろいろだなーって感じた映画。

自分にとっての死はポジティブなイメージで
無に帰るって表現してたことに共感。

メールとムービーと手紙。
亡くなってからも
会話ができる。
これは仮想だからほんと魔法使いみたいに会話が成り立ってたけど、現実でやったら死んだ側の一方的な自己中心的なメッセージになりそう。

でも、これは理想の終末期だと思った。(おじさんに家族がいることを除けば)
自分もこうありたい。こう思えるようになりたい。老後はシンプルに生きたい。(すぐ感化される)

映画で見るなら、愛なんて狂ってるくらいが面白い。
スケールがでかい方が面白い。
やっぱりロマンスみるなら、狂ってなきゃね。

それと、主人公役のオルガ キュリレンコの美しい顔ったら!
強い顔と弱い顔のギャップに驚いて
エイミーのキャラクターに凄くハマってる女優さんだと思った。

エイミーみたいなもの凄く強くてもの凄く弱い人間に憧れるな。

でも、1番優秀な天文学生で!スタントマンの仕事して、芸術作品のモデルに成功して、こんなに愛してくれるおじさまがいて、お家までくれて、好んでくれる若い男の子もいて、こんなん現実にいたら、虚しくなるんだろうなって、そう思う自分が惨め。
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