ユカリーヌ

先生と迷い猫のユカリーヌのレビュー・感想・評価

先生と迷い猫(2015年製作の映画)
3.8
【過去に観た映画】2015.10.12


猫ちゃん目当てではなく、
染谷将太目当て。
   
猫好きの人の猫目当て映画でゆるいのかなあと思っていたけど、主演のイッセー尾形を始め、ピエール瀧、嶋田久作、もたいまさこと個性派俳優陣を脇でかためていた。
    

フツーの人たちなのに、心に響き、後から後からじんわりと効いてくる感じで、ラストではどわーっと涙があふれた。
    

ロケ地は下田。
昭和が残る古い家屋や街並。
時が止まっているような風景なんだけど、確実に時は流れていて、無くなるものは無くなり、
人は死んでいく。
そして、そこに暮らす人々も様々なものを抱えている。
    

実話が元だけど、大げさに
感動的にしていないとこが、余計に響いて、せつなさを感じたなあ。
    
人は別れと折り合いをつけながら、生きていく。
ユカリーヌ

ユカリーヌ