好奇心に人間は勝てないもので、竹内力製作指揮のコレを観てしまいました。
ハードルを下げていたからか、意外に面白かったです。
ストーリーの大筋としては、竹内力演じる老け顔の高校1年生ヒロミくんが全国総番長を目指して全国一周する話なのですが、第一話としてヒロミくんの地元で起こるヒロミくん争奪戦がメインです。
ネタとして観ていたんですが、少年漫画のように王道且ついいキャラの登場人物たちが交差します。
登場するタイプの違う女の子たちは美人ではないけど変に色っぽく、ヤクザさんたちは吉本新喜劇のノリ。
うん、嫌いじゃない。
編集はムラがありますが、カメラワークはキチンとしていて観やすいですね。
主人公のヒロミくんはアクが強くて始めの方は自分が高校生だと思い込んでいる頭がおかしくなった人に見えて受け入れにくいですが、酷く不器用で人間味のある男だと理解してからは痰を吐く様も可愛いく見えてしまいます。
脚本が上手いのでしょう、たぶん。
痰吐きで始まり痰吐きで終わる映画は初めて観ましたが(笑)
「女泣かせんのは糞じゃあ。」
女の子の涙を拭いてあげるのではなく、泣かせた相手をボコボコにするヒロミくん。
最近「紳士」が自分の中でキテいましたが、「番長」になるのも悪くないなと。
続編は自分は必ず観ますね、コレ。
