このレビューはネタバレを含みます
刑期が残り10ヶ月になったにも関わらず
犯罪組織のボスであるキーガンと取引をして
仮釈放となった贋作家のレイ。
彼が出所を急いだ理由は、
息子ウィルが癌を患い、余命が残り僅かだと知ったから。
出所後にレイは息子のウィルに会い、
「どんな願いも3つ叶えてみせる」と約束を交わす。
しかしある日、犯罪者のボスであるキーガンから
出所の見返りにとある仕事を依頼される。
それは1875年に描かれたクロード・モネの作品
「散歩、日傘をさす女」を贋作とすり替えることだった。
描かれていたのはサスペンスでもスリラーでもなく、
親子三代によるヒューマンドラマ(о´ω`о)
ウィルが仕事を手伝いたいと願ったシーンは
自分に残された時間を家族と共にして
繋がりを残したい気持ちが現れていて良かった。
おじいちゃんも昔は腕を言わせた裏社会の人で
親子三代による絵画泥棒シーンに少しホッコリ。
ラストシーンのレイの問い掛け。
ウィルの答えは、きっと辛く苦しい。