いわやん

Wの悲劇のいわやんのレビュー・感想・評価

Wの悲劇(1984年製作の映画)
3.7
薬師丸ひろ子主演

「顔は打たないで!私、女優なんだから」

女優研究生の三田静香は、危険な恋に自分を騙しながら、劇団でチャンスを待つ「その他大勢」に甘んじている。

端役が付き、メインの役者の羽鳥翔の付き人のような位置になる。

突然の出来事で、静香にチャンスが巡って来て・・。

世良公則が、静香を包み込むような愛を与える彼の役で、なかなか良かったです。

静香のライバル役を演じる高木美保も、これがデビュー作で。後にテレビドラマ「嵐」三部作で大人気に。

面白いのが、蜷川幸雄が劇の演出家で出演していて、そのまんま。

テレビリポーターも(笑)

親友が、薬師丸ひろ子の一番の作品と言ってましたけど、私は観てるのに「ピン」と来なかったんです。
あらためて見直してみて分かったのが、この作品、薬師丸ひろ子がアイドルから女優にステップアップしたと言われていて、私の中のイメージに合わなかったので、記憶の中に埋没していた作品でした。

今観ると、まだまだアイドルだなぁと感じましたね。
いわやん

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