ジョナサン・モストウ監督と言えば「ブレーキダウン」「U-571」で自分の大好きな映画なんでこの監督は巨匠になるなと思っていたら「ターミネーター3」の低評価で暫く干されその後もキャリアが長いのになかなか監督作が増えないという…「ターミネーター3」も大味だったけどそんなに悪くはないと思うのですが…。
本作は冒頭から迫力のあるカーチェイスから始まり掴みは最高。ヒロインはほんのちょっぴりクロエ・グレース・モレッツに似ていて可愛い。カーチェイスの後は状況説明等で少し停滞しますが、敵の追っ手が現れて再びエンジンがかかり始めるが中盤は同じような事を繰り返しなので飽きる。逃亡感はありますがもう少しスピード感が欲しいところ。
殺し屋が守る側にはよくある話しなので他に「これは!」という物が欲しいのですが、終盤の展開も含め全体的に地味でモストウ監督らしくない…。主演のサム・ワーシントンは相変わらずワイルドで良いが、彼の良さが活かせてるとは言えない感じです。
迫力のあるカーチェイスや銃撃戦があるのでアクション映画としてはまあまあ。強くオススメは出来ませんがまずまずは楽しめるのかなと思います。