Poniha

パンターニ/海賊と呼ばれたサイクリストのPonihaのレビュー・感想・評価

3.7
7月1日からツール・ド・フランスが始まりました🚵‍♂️今の時期に観ておくべき作品なのでしょうか。。

イタリアの片田舎で、祖父に買ってもらった赤いロードレーサーで自転車競技を始めた少年、マルコ・パンターニはいろいろなレースで結果を出し、とうとうプロ選手になる。
1998年にはツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリアのダブルツールを制覇した、イタリア人🇮🇹マルコ・パンターニ。その後、現在に至るまで同一年にダブルツールを制覇した選手は出てきていない。。

まさに、イタリアの英雄だった彼の栄光と挫折のドキュメンタリーでした。その挫折のきっかけとなった1999年ツール・ド・フランスの17ステージ後に行われたEPO検査(血液中の赤血球量検査)。規定値よりも多い赤血球が検出され、レース失格となる。ランス・アームストロングと争い、手にしたマイヨジョーヌも剥奪されてしまう。


スポーツが選手自身のものでなく、他者のビジネスとなった瞬間からその純粋さは消えてしまう。その犠牲者は選手自身というのが、悲しすぎます。。
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