こないだ見たジェントルマンが良かったので、ガイ・リッチーでまだ見てないキングアーサーを鑑賞。あんまりいい評判は聞かないので軽い気持ちで。
見ててすごくシャロック・ホームズっぽい感じがする。
シャロック・ホームズ撮ってて「これでアーサー王やったら面白くね？」と思ったのだろうか。
ジュード・ロウの敵役はバイオレンスよりも病的な気だるそうな感じでかなり良かった。ジュード・ロウやっぱり凄い。
アーサーの見え方がキングスマンの主人公っぽい。ロンドンの底辺層？（それとも普通層？）はアメリカ映画とはまた違う感じ。トレインスポッティングともなんか違う。ガイ・リッチーはリアルでああいうところの出身なのかと調べたら普通に貴族だった。どうりでマ・・。試しに調べた、キングスマンのマシュー・ヴォーン監督も普通に貴族の血を引いてた。生活はどうだったかわからん。
貧困層出身の監督が撮ったロンドンが舞台の映画と比べてみたい。けどそっちの方はあまりに辛くて見れないかもしれない。
お話的には途中っぽい。アーサー王伝説がどういうリアリティレベルのものかはわからないけど、ファンタジックな要素はカッコよく撮れててそこはさすがだった。
主人公の立ち位置がイマイチ掴めなったところはノレなかった。王様の血を引いているのに貧民街でもたくましく生きていく若者なのか、急に重責を負わされて悩む若者なのか。でもそもそも反社会的なキャラなので民のために立ち上がる感じはしない。仲間も反社会的な見た目なので死んでも仕方ない感じがする。結局、エクスカリバーを抜いて何の重責かはよくわからなかった。
強い理由も、仲間がいるからなのか、最底辺で叩きあげだからなのか、エクスカリバーを使えるからなのか。エクスカリバーを持ったら強いという展開なら、アーサーは最初はあんまり強くなくて良いのでは？とか。
ジュード・ロウはやっぱり凄い。
