山本Q

65/シックスティ・ファイブの山本Qのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

恐竜時代サバイバルに惹かれて気になってた。アダム・ドライバーも出てるし。けど劇場は間に合わず配信に来てたので鑑賞。


思ってたより何倍もSFだった。
映画はあんまり入り込めなかった。それぞれの要素は良いけどうまく噛み合ってない感じ。登場人物は、人間そっくりな異星人だけどその辺には触れてなかった。何で6500万年前の地球が舞台なんだろう。アダムとイヴになるとか、2人の持ち物がのちに人間の文化に影響を与えるとか、神として崇められるとかは無く、ただ帰って行った。擬似父娘もドラマの「The Last of Us」と比べて物足りなさを感じてしまう(ラスアスが良過ぎたんだとは思うけど)。
と、土台部分で引っかかってイマイチ入り込めなかった。何かの比喩かパロディだったんだろうか。

映画はリアル路線な作りだったと思う。煽情的な音楽の使い方もそれ程露骨に盛り上げるようなものでは無いし、地面が割れて飲み込まれそうになったり、何十メートルも吹き飛ばされたり、未知の機械で怪我があっという間に治ったりはしない。そういった迫真性を狙った要素が、地味さでは無くストーリーのわかりづらさ・伝わりづらさになってしまったんじゃないだろうか。
やりたいのがリアル描写によって緊張感が増した恐竜時代サバイバルなら「現代人が次元の穴に落ちて6500万年前にきちゃった」でもいいんじゃ無いかという気がする。
女の子はどっちも可愛い。
山本Q

山本Q