世界一の魚市場と称され、世界中のトップシェフから観光客まで多くを魅了する"築地市場"。
撮影困難といわれる築地に、初めて1年4ヵ月に渡る長期撮影を敢行。そこに集う魚のプロフェッショナルたちの日々の営みと、彼らの使命感に満ちた、熱き生き様に迫る。
豊かな四季と世界で唯一無二の市場の姿を通して、知られざる日本の食文化の神髄に迫る傑作ドキュメンタリー!
築地市場に入荷し取引される魚介類の総量は、1日2000トン。仲買人や仲卸業者は、その時その時に旬の魚やお客さんが求めている魚を、どのように下処理し加工して適正な価格と品質でお客さんに届けるという役割のほかに、どのように調理したら美味しいかを教える役割を果たしている。
そういう責任と誇りを持ち仕事している仲卸業者や仲買人に対しての信頼が、世界中の料理人や飲食店からの信頼と尊敬を得ている理由であり、築地市場が世界一の魚卸市場であると評価されている理由。
魚の消費量が減っている中で、学校で子供たちに魚の食べ方や美味しさを教え広める働きかけも、されている。
築地市場が日本の食文化にどのような役割をしているのかが、良く解る傑作ドキュメンタリー映画。