ねこまるキャット

僕と世界の方程式のねこまるキャットのレビュー・感想・評価

僕と世界の方程式(2014年製作の映画)
3.5
『愛情』×『成長』
自閉症でコミュニケーションが上手く取れない青年が、愛情という物に向き合い、理解しようとし、成長する映画。

爽やかな作風でとても見やすいですが、数学の才能、数学オリンピックという題材が、イマイチ溶け込んでいない印象。

この話はどこに向かってるんだろうと思いつつ鑑賞し、終盤にようやく、あぁこういう系の映画なんだと分かる。

天才苦悩系映画ではなく、自閉症の青年が理解出来ない"感情"を、理解していく"過程"を楽しむ映画。

ジェイクギレンホール主演の「雨の日は会えない、晴れた日を君を想う」みたいなイメージ。

"青春もの"として鑑賞する方が良いかもしれない。

正直あまりハマりませんでしたが、お父さんがとても素敵でした。