数学が得意な自閉症の少年、ネイサン。彼は数学オリンピックの選手選抜のために訪れた台湾で、一人の少女と出会う。
心温まる美しいお話でした。
この映画に登場する人々は、皆 "孤独" を抱えているように思います。
夫を亡くし、自閉症の息子に心を開いてもらえない母。
多発性硬化症のため、夢を諦めた数学教師。
数学の才能がなければ家族に愛してもらえないと悩む少女。
自分を「特別な人間」と言った、唯一の理解者である父を亡くした自閉症の少年。
それぞれが孤独と向き合い、人と出会い、手を取り合って生きていく様子を美しく感じました。
イギリス・台湾の風景、主役のエイサ・バターフィールド君の青い瞳も美しいです。
ありがちといえばありがち、安っぽいといえば安っぽい話で、ラストもちょっと惜しい感じは正直ありました...。
しかし!エイサくんの美しさがそれを上回ったので満足です!笑
退屈な雨の日などに、おうちで観るにはぴったりな映画だと思います。