吐きそうなぐらい素晴らしい作品。自分の中では「吐きそう」というのが最高級の褒め言葉。
前半の間の抜けたラブコメでも十分楽しめてたのに、後半のサイコスリラーがもうねぇ...堪らない。
あのタイミングのタイトルはセンスありあり。あそこでテイストがガラッと変わるし、MORITA Goの文字で「あぁ、この物語の主役は濱田岳じゃないんやな」と観客が分かる造り。
ラストの流れも圧巻。頭！犬！足！と思わず声に出ちゃう。そして時間の隔たりを感じさせるあの悲しいセリフ。前半のメロドラマからも後半のスリラーからも想像出来なかった感情に行き着くという。
濱田岳の抜け感、森田剛のくたびれ感がはまり役やった。そしてムロツヨシ！頑張れムロツヨシ、いや、逃げろムロツヨシ。あのシーンの落差のつけ方も上手い。
ほんまに怖かった。呑気なローカル番組つけといて良かった。
