数本しか見たことがなかった吉田恵輔作品、今作は初見ですが、この人の悪の描き方というか、人の残酷さとなんか切なさ
前半はコメディシーン多め
ムロツヨシのピュアなのだが絶妙のキモさ
映画の情報を何も知らずに見たので、序盤は我々のルッキズムによる偏見を試されているのかと
濱田岳さんは結ばれるわけだが、幸せなのはここまでで、タイトルロゴから恐怖へ
圧倒的に森田剛さんの演技がここまでとは
殺意とか憎しみとは異なる、快楽的殺人とも違う簡単に殺してしまう怖さ
殺人シーンのレパートリーとリアリティが凄い、包丁って以外に刺さらない
ハイライトシーンはセックスと殺人が繰り返すシーン、幸せとどん底の真逆のようだが、森田はあくまで社会が生んだモンスターであり、少し世界線が違えば逆になりうる、似通ったものだと
濱田岳ピロートークでの過去の男との比較
森田の過去の経験からの仕返し的側面
森田と岡田の飲み屋での弱者トーク
などから世間でのヒエラルキーやカースト、他人との比較の醜さも描いているようにも
ラストシーンは個人的には、イマイチだった
警察が流石に無能すぎる