あかつか

ヒメアノ〜ルのあかつかのネタバレレビュー・内容・結末

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

『ヒミズ』以降の古谷実は、絶望してる少年のとこに救い主のような女の子が現れて、結構猟奇的な事件が起きて…とパターンが決まっていた。作者自身が抜け出せないもの、描ききれていないものがあったから描き続けていたんじゃなかろうかと勝手に推測して読み続けてきた。

などと原作の思い出はどうでもよくて、この物語にはニュータウン風味な情景がとても刺さる。陰惨な事件が起こるのがわかっていながら笑っちゃうのはムロツヨシのせい。

と、ここで突然の告白であるが、『腑抜けども〜』以来、佐津川愛美が大好きで書架には写真集も数冊おさめてたりするわけなので、岡田君には安藤さん並みに「アーーーーーーーーッ!!!」っと嫉妬したのも事実。アーーーーーーーーッ!!!

あと、森田剛は20年前からこういう役が似合うと思っていた。あげつらうつもりは毛頭ないが原作との違いは森田君がイケメンなところか。回想シーンで終わるのはなんとも安っぽい気がしないでもないが、捕まったときの笑顔はやっぱりイケメン。

漫画家でいうと古谷実と新井英樹と柏木ハルコと岡田あーみんと岡崎京子と黒田硫黄が好きで、吉田恵輔監督は古谷実と新井英樹を映画化してくれたので、他のもぜひお願いしたい。『愛しのアイリーン』見なきゃ!
あかつか

あかつか