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5時から7時の恋人カンケイの先生のネタバレレビュー・内容・結末

5時から7時の恋人カンケイ(2014年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

不倫の話だけど、明るく楽しく美しい話になってて、見ててあまりささくれない。

アントンもう亡くなってしまったんだよなぁの気持ちはあった。

フランス人だからとか、夫とは尊敬と感謝の関係だから、みたいな注釈は入るし、最後は子供のために一緒になれないという、まあだろうなという終わり。それらを除くと、アリエルとその夫は対等に良いチームワークだったんだろうなと思う。互いに人としてリスペクトして所有物だと思ってないから、許せる不倫だったんだろう。手切れ金を渡して頬を叩くところは、家庭を壊そうとしたことと、やっぱ彼女を奪わないでくれという怒りかな。アントン含めてみんなで楽しくやって来たのになぜ均衡を壊すのかという。

小説家として成功していくのはトントン拍子すぎて笑った。アリエルはミューズだったのか。
アリエル中心で見るとアンナ・カレーニナを思いだしたし、マディソン郡の橋も思い出す。これはアントンが主人公なので、年上の人妻との楽しい時間やのぼせ上がった恋という感じで面白かった。街角のどこかで会っても気まずくならずに、友人の関係でいられるのはすごいな。そういや子供もすんなり受け入れててすごかったな。
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