2025年2月20日 13:40~ テレビ東京 吹替え
主役のフランク役が、ジェイソン・ステイサムから交代。堅物で変人なオタク気質みたいなキャラがよかったのだが、そういうのがなくなった。セリフでそれらしいことを言うのだけど、なんか、普通なんだよな。だから、映画自体もごく普通のアクションものになってしまった。これじゃあ、ちょっと、作品として弱いなあ、とさすがに制作者側も考えたのか、フランクの父親が登場する。この父親というのが、とんだ食わせもの、という設定。だけど、こういうのも、アクションものではよくあるし。
簡単にあらすじ。
フランクの今回の仕事は、ある女性を、銀行までクルマに乗せ、そこからさらにどっかへ行くこと。銀行まで行くと、2人の女性が乗ってきた。
ルール違反だ、とフランクが言うと、父親を人質にとった、だから早くクルマを出せ、と女は言った。しかたなく従うフランクであった。ちなみに、2人の女は銀行強盗をやったのだ。
父親のもとへ行くと、今度は、父親に毒を飲ませた、と言う。解毒剤が欲しければ、従え、ということだ。
こんどは、病院に行って、催眠ガスボンベを盗んだ。さらに、あるクラブへ行って、その催眠ガスボンベの中身をまき散らした。
従業員、客が、昏睡状態になったところへ、ある女が登場。経営者の暗号を使って、犯罪組織のボス、カラソフの口座からカネを盗んだ。実は、銀行強盗のときも、カラゾフのカネを盗んだのだ。
再び、父親のもとへ。毒を飲ませた、というのはウソだとわかった。女たちというのは、カラゾフの風俗店で働かされていたセックスワーカーで、ひどい目にあわされていた、ということだった。父親は、彼女らを助けたかっので、一芝居打ったのだ。
そのことに気付いたカラゾフ一味は、フランクの父親を拉致した。
カラゾフのクルーズ船で、人質交渉ということで、フランクと女たちがそのクルーズ船へ。ところが、そのとき、べつの女が、クルーズ船に侵入。
さらに、カラゾフのカネを盗み出した。
フランクと女たちは反撃に転じ、カラゾフ一味を倒す。カラゾフはクルーズ船から逃げるが、フランクが追いかけてカラゾフを倒した。
カネの盗み方が、たとえば、金庫をやぶって現金を盗む、といった方法ではなく、個人情報を使って、口座からカネを盗む、という方法なのだ。
あと、カラゾフ一味を仲違いさせるという方法も使うが、あまり面白くもない。