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二ツ星の料理人の海のレビュー・感想・評価

二ツ星の料理人(2015年製作の映画)
3.6
料理系の映画見るたびに料理したくなる欲に駆られる。

彼がボロボロになって死のうとしてた時、ライバルの店で死なせてともがき苦しんでる姿は、彼にとってのSOSのサインだった気がする。手を握り返した時、そう思った。人に甘えたり頼ったりする方法がわからないんよね、きっと。
1人でいる方が楽だし、人と支え合うってある意味、怖いこと。でも、実際1人じゃ抱えきれないことや出来ないこともある。そのことを自分で認めてあげないと、崩壊してしまう。
視野を広げてみれば、そこには、助けてくれたり認めてくれる人がいるんよね。ライバルとかそういうの関係なしに、一人間として認めてる人だっている。

背負ってるそのプレッシャーや重圧といった重荷は自分で作ったものでしかないし、視野を狭めて生きづらくしているのは自分自身。

そこで自分を解いて、視野を広くし、人に心を開く事で、最高を掴めたシェフ。
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