チェコのパペット映画。
捨てられたぬいぐるみが
ゴミ捨て場から家に帰ろうとする、
って設定はすごく絵本っぽいです。
だがしかし!
アニメでもCGでもなく
人形劇だからこそ!
ゴミ捨て場のゴミがリアル…
そして森の中の冒険は、虫が…(笑)
いろんな種類の虫が…
でも思いました。
たぶんこれも
子ども向け作品のあるべき姿なんですよね。
ゴミ?きたなーい!
虫?こわーい!っていう子どものために
なんでもかんでも
可愛くデフォルメしてあげる、は
優しさをちょっと超えた、甘やかしなのかも。
「森に住みたーい🧡
空気きれいだし、神秘的だし、
ウサギとかリスとか見て暮らしたい🧡
どこかに
虫と爬虫類の一切でない森、ない?」
などと漏らし、
「ない」と旦那さんに真顔で即答される
あたしのようなふざけた大人を
これ以上増やさないためにも…
森の生き物たちとか
彼らが使っている家具、
ブリキの車なども
非常に良く作り込まれていて
美術系の人には見所が多そうでした。
ストーリーも
ただのホームスイートホーム冒険譚ではなく
クーキーの持ち主の男の子の
ラストでの行動は一興。
やっぱり国が変わると
どのジャンルの映画も味が変わりますねえ。