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人間の値打ちのminaccoのレビュー・感想・評価

人間の値打ち(2013年製作の映画)
3.9
人間の値打ちというタイトルがしっくりくる。
ひとつの事件をきっかけに3人の目線から展開するストーリーがうまくできている。
登場人物たちみんなが本音と建前それぞれの顔を持っていて、うちに秘めた秘密を持ちながら生きている。
特に、クソ親父ディーノがホントにゲスで最後までイラつかせる。

お金持ちの人たちってやっぱりどこかおかしくて、そのお金が目的で近寄ってくる人たちもいっぱいいる訳で。なんだかとっても不幸せに感じる。
こういった人たちの人間の値打ちというのは非常に高いものとなるが、それだけの価値はないような気もするし。
嘘ばかりの人間関係のなかで唯一、本物だったセレーナとルカの愛で最終的には救われた。
なんか色々考えさせられる作品。
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