人間の値打ち(2013年製作の映画)

Il capitale umano

上映日:2016年10月08日

製作国:
  • イタリア
  • / 上映時間:109分
    監督
    パオロ・ヴィルズィ
    キャスト
    ファブリツィオ・ジフーニ
    ヴァレリア・ゴリーノ
    ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ
    あらすじ
    ミラノ郊外の豪奢な邸宅を舞台に、人びとの欲望が複雑に交錯する――。 人間の真の価値とは何かを問う、ラグジュアリー・サスペンス クリスマスイヴ前夜、イタリア・ミラノ郊外で起こった一件のひき逃げ事故。 この事故をきっかけに、経済格差のある3つの家庭に隠された秘密があばかれてゆく。 その夜、誰が誰と一緒にいたのか、真実を知るのは誰なのか・・・・・・。 ミラノ郊外の高級リゾート地、コモ湖のほとりにそびえたつ豪奢な邸宅を舞台に、 人間たちの欲望がうごめき、交錯し、やがて彼らに秘められた謎がゆっくりと紐解かれてゆく――。

    「人間の値打ち」に投稿された感想・評価

    サスペンスタッチの群像劇は面白い。海外ドラマにあるタイプ。
    最後のエンディングの一文が唐突ながらも、1時間半強の物語と対比させて考えるってことなのでしょう。その意味では後味良くないかな(笑)。
    うーんどう言ったらいいのかな。人は、追い込まれた時に本性が出る。そんなテーマなのかな。話としては、娘の恋人(=かなりのお金持ち)娘(=一般的な家庭の子)、この2つの家族の話です。映画は、3章に分かれており第1章は娘の父親、第2章は恋人の母親、第3章は娘のエピソードになっています。感じとしては、3章に分けなくてもと思うのですが、ある事件が起きるので時系列をはっきりさせる為にそうしたのでしょう。サスペンスなので詳しく書けませんが、人間のエゴが凄くていい人は、殆ど出て来ません。唯一娘だけがピュアかな。それに対して娘の父親は、最悪。人によって感じ方も違うかな。
    誰が轢き逃げ犯なのか?
    同じ時間を三周し謎が一枚ずつ剥がれ落ちつつ結末。
    小さな答え合わせを重ねていくサスペンスは気持ちいい。

    ラストはうん?ってなったけど(もっと救いのないオチを期待していた)まあいいや。善きも悪きも愛すべきが人間なのだろう。
    ずっと引き込まれる感じ!
    見ていて飽きない、おもしろかった!
    同じ出来事をそれぞれの違った視点で描いているのもおもしろい
    自宅一歩手前で落とし穴に落とされた感じ、待ち合わせ相手が視界に入った瞬間、通りすがりのひとにビンタされた感じ?バスケでゴール決まって振り返った瞬間、野球ボールが頭にぶつかった感じ〜、、🤔🤔🤔?

    最後のあの感じ無ければありがち気味な人間性ぐちょんミステリ映画だったけど、あったせいでそれまでの人物やストーリーに対する感想が炭酸の泡のように消えたので、なんとも言えない顔になった。
    それぞれの欲望に駆られた3人の視点から描かれる群像サスペンス。
    イタリアアカデミー賞では7部門受賞。

    「その夜、誰と誰が一緒にいたのか?
    真実を知るのは誰なのか?」

    金欲しさにリスクが高いことを知りつつも借金をしてまで多額の投資してしまった男ディーノ。
    富豪の妻という立場ながら、妻、母として自分の存在価値を見出せない女カルラ。
    愛に飢え、愛を欲する女子高生セレーナ。
    クリスマスイヴ前夜に起こったひき逃げ事件に関わった彼等3人の運命が交錯していく。
    犯人は?そして彼等の迎える終焉は?
    そしてラストに明らかになる人間の価値とは.....

    群像劇が大好きなので、あらすじを聞いてDVD化を待ち望んでいた作品。
    物語は4章に分かれており、ひき逃げ事故に関わった3人の視点から描かれる3章まで、そして事件の真実とそれぞれの欲望の終焉を描きだす衝撃の第4章からなっています。

    起きた事件はたった一つのひき逃げ事件なのですが、それぞれの欲望によってこの事件に対する考え方や接し方が大きく異なるところが非常に面白かった。

    3人とも欲望に正直でありながら、どこか壊れている。
    それは全員が何かしらの後ろめたいこと、嘘、秘密を抱えているから。
    それがひき逃げ事件により表面化していく。

    人の欲望は時に醜く、時に滑稽で、時に真実を曇らせる。
    しかし欲望のない人間に魅力がないのもまた真実。
    この作品はその美しさと醜さを描き出した良作でした。

    欲を言えばラストにもう一盛り上がり欲しかったですね。
    面白い。人間の業の深さを感じた。
    お金があるから幸せになるとは限らない。
    イタリアのメロドラマ感溢れる。
    経済格差がある以上、人間の価値も平等ではない。
    金がなくても幸せという人がいる。
    それは金を取るというリスクをとらない人の言い訳とも捉えられる。
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