り

高麗葬のりのレビュー・感想・評価

高麗葬(1963年製作の映画)
3.0
【始】人口調整について議論をする人びと
【終】古木を斬り倒しムーダンを殺す 種を蒔こう 教えてくれる人がいれば育てていけるよ

母子の絆 姥捨
セテ様 死んだ子どもの霊 生け贄

母の再婚で山間の寒村にやってきたグリョンと十人の義理の兄弟との確執を軸に、貧困と飢餓、目をそむけたくなるような人間の本質を暴力的にさらけ出した禍々しい傑作。障害者になり差別されるグリョン、水場を独占する悪党兄弟、姥捨て山に向かうグリョンの母、そして村を支配する邪悪なムーダンとキャラが立った登場人物、素晴らしいセットも見もの。復元版だが中間部二箇所欠落部
り