少年修道僧ブレンダンと妖精の少女アシュリンが、聖なる書を完成させるための冒険を描く。
9世紀のアイルランド。塀に囲まれたケルズ修道院に、高名な僧侶エイダンが「ケルズの書」を携えて逃げ込んで来る。エイダンは修道院の少年僧ブレンダンに、書を完成させるために必要なインクの材料となる、植物の実をとってきてほしいと依頼する。危険を冒して実を持ちかえったブレンダンにエイダンは本の続きを書くよう頼むが……。
9世紀にアイルランドの修道士によって作られ、“世界で最も美しい本”とも呼ばれる聖なる本“ケルズの書”がモチーフ。
トム・ムーア監督デビュー作。
アカデミー賞(2010年)長編アニメーション賞ノミネート