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バリー・シール/アメリカをはめた男のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.0
天才的な操縦技術を誇り、民間航空会社TWAのパイロットとして何不自由ない暮らしを送っていたバリー・シール(トム・クルーズ)。ある日、CIAエージェントからスカウトされたバリーは、CIAの極秘作戦に偵察機パイロットとして加わることに。だがその過程で伝説的な麻薬王パブロ・エスコバルらと接触、麻薬の運び屋としても天才的な才能を見せ始める。ホワイトハウスやCIAの命令に従いながら、同時に麻薬密輸ビジネスで数十億円の荒稼ぎをするバリー。だがそんな彼の背後には、とんでもない危険が迫っていた……。
実在の天才パイロットでアメリカ政府主導の反共産ゲリラ・コントラへの支援やメディシン・カルテルの囮捜査にも関わったバリー・シールの大胆不敵で破天荒な人生を、元にした映画。
速くて高性能な飛行機で飛ぶことが生き甲斐で、退屈が嫌いなバリー・シールは、速い乗り物が好きでスリルが好きなトム・クルーズに似たところがある。
アメリカ政府の道具として反共産ゲリラ支援やメディシン・カルテルの囮捜査のために麻薬取引をしたのに、バリー・シールがメディシン・カルテルやゲリラに命を狙われたら平気で見棄てるアメリカ政府のやり方には、ゾッとさせられる。
家族を幸せにするため成功を追い求めたのに、窮地に追いやられるバリー・シールの窮地は既視感があるが、何とも言えずほろ苦い。