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バリー・シール/アメリカをはめた男のmajimakiraのレビュー・感想・評価

4.2
かつて存在したトランス・ワールド航空(TWA)の凄腕パイロットだったバリー・シールという実在人物が、当時(70年代後半〜80年代中盤)のアメリカと中米武装集団の特殊な緊張関係の中、その操縦術と怖いもの知らず(?)のしたたかさで「運び屋」として飛び回り、夢のような大金を稼いでいく。しかし背後には当初からCIAの不穏な意図があり、やがては軍やDEA(麻薬取締局)の思惑も加わって、いつしか国家につかわれる「運び屋」として益々波乱の生涯となっていく。
トム・クルーズ演じる、軽妙な物言いでいて肝が座ったバリーの姿がとても爽快。また、話の結びも鮮やかで、終始とても楽しく鑑賞した。
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