アイリス・アプフェル！94歳のニューヨーカーの亥のネタバレレビュー・内容・結末

ファッションでいう個性は派手派手なことをいうものなのかと思っていたけど、そうではなくて、その人の個性を確立したものが結果そうなっているだけなんかなぁって思った。

このおばちゃんが映画内でつまらないとこぼすのは皆んなが同じような服装になって面白くない、いわゆる個性がない。

この映画の面白いところはこのおばちゃんの人生観というか深みのある生き方ってこういうことなんだなぁって思わせてくれたところ。

服の歴史、背景を知ることで政治、時代、音楽、いろんなことが全て繋がっている。

アイリスの言葉で、美人になりたいとは思わない。若いときは可愛い顔だけでうまくいっていたが年老いた今なにも残っていない人をたくさん知ってる。私は美人ではないけどその分たくさん知識を学んだし努力した。だから今がある。誰が何と言おうと美人じゃなくてよかったみたいなことを言っていて、なんかすごくしっくりきた。